名水を堪能する-本宮の泉-

水道水でも美味しい、米子の水!

 

水道の蛇口をひねって出てくる水が、そのまま直接飲める。

そのことに驚く方もたくさんいます。その中でも、鳥取県米子市の水は、口当たりが軟らかく、子供からお年寄りまで、どなたにも飲みやすい水だと評判です。

これは、大山の恵である、地下水を利用しているからです。
そのおいしさから、大手飲料水メーカーが、ミネラルウォーターの採水地として大山の水を採用しています。

 

 

おすすめの場所、本宮の泉

 

大山には、自然の中で、その名水に触れられる場所がいくつかあります。

その中でも私のおすすめは、淀江町にある「本宮の泉(ほんぐうのいずみ)」というところです。

 

ここが、本宮の泉の入り口です。

場所は、米子市淀江町本宮という、大山観光道路から少し下り、民家の間から入っていったところです。

近くに駐車場もありますので、車でも行くことができますが、近隣住民の方々の迷惑にならないよう、路上駐車は絶対に避けましょう。

 

イオンモール日吉津から、150円で淀江町の巡回バス「どんぐりコロコロ」に乗って行くこともできます。ゆっくり、ここまでの道のりを楽しむのもいいかもしれません。

 

 

なんだか神秘的な雰囲気

 

 

本宮の泉はこじんまりとした場所ですが、奥は少し森のようになっていて、真夏に行ってもひんやりとした空気を感じます。ちなみに秋には紅葉も見られて、そちらも綺麗ですよ。

先ほどの入り口から緩やかな階段を下って行くと、付近から早くもゴーッという勢いの良い水の音も聞こえてきて、この時点でもう涼しげです。

 

流れる水を下に見ながら小さい橋を渡り、階段を下りると右側は池になっていて、ニジマスが気持ち良さそうに泳いでいます。

えさを1袋50円で無人販売しているので、その場で買って、あげることもできます。

水辺に咲く花も鮮やかで、見ていると、この空間だけ時間がゆっくり流れているのではないかと思ってしまいます。

 

 

 

 

豊富に湧き出す、癒しの水

 

 

左側(山の方)からは水が流れ出ていて、もう少し奥の方に行って見ると、下からも湧き出していることがわかります。豊富な水量で、なんと一日に3万トンもの水が湧き出ているのだそうです。そこにいるだけで、マイナスイオンの効果か、リフレッシュできそうです。

 

その水に触れてみると、とても透明できれいで、そして夏はとても冷たく感じます。しかし逆に、冬は温かく感じるので不思議です。

 

 

ぜひ、この水を飲んでみてください。

直接飲んでもいいですが、空のペットボトルを1本持参することをおすすめします。
ペットボトルに汲んでから飲むと、飲みやすい上、次に待っている人にその場を譲ることができますので。

 

 

その場でいただく、新鮮だから美味しい水

 

自然の湧き水ですので、長時間持ち歩くのには向いていません。ペットボトルに汲んだ水は、美味しいうちにここで飲みましょう。
もしこの水を気に入って、お土産にしたくなったら、加熱殺菌されてボトリングされた「よなごの水」というのが、水道局や、米子市文化ホール等に設置してある一部の自動販売機で100円で販売されていますので、そちらを購入してみてください。

本宮の泉で飲む水とは少しイメージが違うかもしれませんが、景色を見ながら飲んだ後なら、その味を思い出せるかと思います。

 

また、大山観光道路沿いにある「淀江どんぐり村」でも本宮の泉から湧き出した水を汲むことができます。
しかし、やはりおすすめは本宮の泉の方に行ってもらうことです。

ぜひその静かで澄んだ空気も感じてみてください。風景も相まって余計に美味しく感じてもらえるはずです。

 

 

 

本宮の泉

鳥取県米子市淀江町本宮